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徒然のブログ

つれづれの思いなどを

安岡章太郎が死んだ

 安岡章太郎が、この一月二十六日の真夜中に死んだ。
 さっきそれを知ったとき、僕はちょうど、安岡のデビュー作の『ガラスの靴』の文庫本を読んでいたのだ。
 その中の『宿題』という小説が、読んでいて身につまされて、だからなのか気持ち悪くて、何度も読むのを中断して、気分転換にネットを見て、「安岡章太郎 宿題」というキーワードで検索してみた。
 そうしたら出てきたサイトで、死んだと知った。
 そのあとラジオのニュースでも言っていた。
 九十二歳だったそうだ。自宅で亡くなったというのが不思議だった。

 ああ、僕が勝手に思っている安岡章太郎という僕の先生が死んだ。
 だから、僕は新しくなれると、勝手に思っている。
 安岡章太郎、ありがとう。
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