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徒然のブログ

つれづれの思いなどを

季節の変わり目は心もかわりめ

 暑いのも寒いのも彼岸までという言葉があるが、今年は春分の日を過ぎても寒い日がつづいている。でも真冬のころから比べれば、夜中におしっこに起きたときに羽織るカーディガンは冬は二枚はおっていたけれど、このごろは一枚で済むし、前のボタンも冬場は三つ閉めていたのが春になってからは二つでいいまでにあたたかくなっている。

 冬場は欝ぎみで生きていたのが、不思議なのだが彼岸が過ぎたら、死にたいという気持ちは減った。暮らしている中で楽しいことや良いことがあったわけではない。それどころか嘘をつかれることばかりで嫌な気持ちで生きているのだが、気温が上がったこのごろは、どうしてか二晩寝れば嫌な気持ちは薄まって、心の中に、根拠のない希望がわいている。若い頃は一晩寝れば嫌なことは忘れたのだが、今は一晩では嫌な気持ちはなくならない。二晩かかる。それでも季節の変わり目になったら、気持ちも変わり目になっているようだ。
 なりたかった躁鬱病になっているのかもしれないが、本当になっているのなら、困る。半年ごとに、夏場は躁で、冬場は鬱になっているのだろうか。でもそれも人生だ。おもしろいと思おう。おもしろいと思えるほど、今は躁になりかけているのだろうか。

 そうして真冬に嫌なことがあって死にたいと思っている自分に、春になったときの明るい気持ちを持つことができる自分を教えてやりたい。そのためにも書き残しておく。その死にたいというお前の気持ちは、気温の差による単なる生物学的というか生理学的な気持ちの変化なのだよと。暖かくなれば自然と楽しくなるぜと。

タイヤ交換を自分でした

 自動車のタイヤ交換を自分でした。自分でするのは十年ぶりだ。今の車を買って初めてタイヤ交換をしようとしたら、ホイールの裏側が錆びてくっついて外れなかったから、毎年春冬に業者にやってもらっていた。
 業者は、くっついて外れないホールを、大きなプラスチックハンマーで裏側からコツンと叩いて外していた。そのハンマーは買うと2千円くらいしたから、もったいないと思って買わずに業者にしてもらっていたのだ。だが業者にタイヤ交換を頼むと2,3千円くらいかかるから、ハンマーを買えば元は取れるのだ。それをしなかったのは、車に付いているジャッキがおもちゃみたいで、上げると倒れそうで怖かったのだ。
 でも今年の春は、実家で父親が何かに使っていた大きなハンマーを見つけたから、それでホイールを叩いて外した。それほど傷もつかずに外せた。おととし、針式のトルクレンチを買っていたから、ボルトを締めるときに使った。十年前に買っていたコンプレッサーで空気を入れた。丁寧に慎重にやったから、四本替えるのに二時間もかかった。一番時間がかかったのは、付属のおもちゃみたいなジャッキを上げることだ。レバーを上げ下げする方式のジャッキなら早く済むのだろうが、5千円くらいするから、タイヤ交換にしか使わないものを買うのを迷っている。もしかしたら買うかもしれないが、買わないかもしれない。

ふきのとう

 このあいだ実家に行ったとき、隣のおかあさんからふきを炒めたのをもらった。私が新潟市に帰ろうとして玄関の鍵をしめているところに、何か入っている白いビニール袋を持ってにこにこしながらおかあさんが来た。
「間に合ってよかった。こんげんもんらけど、どうらかな、食てもらえるろかなと思って。今急いで炒めたところらて」と私に袋をさしだした。手の平に乗せられた袋は温かい。私が車に荷物を乗せているのを見て、料理をしはじめたそうだ。
「こういうものが一番好きです」と礼を言って車に乗った。おかあさんは私の車が道に出るまで見送っていた。

 アパートに着いてパックを袋から出したら、ふきのとうの味噌炒めだった。忘れていた匂いだった。残っていた梅酒を飲みながら食べた。そういえばふきのとうを食べるのは子どものころ以来だ。五十年ぶりの味だ。にがかったけれど、春の味だ。体にも良さそうだ。
 近所のおかあさんや、おとうさんたちは私の父母と同じくらいの歳なのだ。毎年ひとり二人と死んでいる。もう庭で採れたふきのとうの料理など作る人もいなくなるかもしれない。

マイナンバーカードの写真の悪人顔

 今年の確定申告からマイナンバーの番号を記入することになったが、去年の秋に通知カードが来たときに番号は控えていたのだがそれを失くしてしまって、確定申告の書類にコピーを貼ることができない。それでマイナンバーカードを作ることにして、先月の中旬にネットから申請した。
 一か月くらいで手元に届くと調べていたから、何とかぎりぎり確定申告の締め切りに間に合うと思っていたが、一昨日になっても知らせのはがきが来なかったから、今回はマイナンバーの番号を書かずに確定申告を出した。税務署の職員に、番号はどうしましたかと聞かれたが、通知カードを失くしてしまいわかりませんと答えたら、すんなり通った。
 それなのに一昨日の夕方、マイナンバーができたから役場に取りに来いという知らせのはがきが届いた。翌日の三月十五日に役場にマイナンバーカードをもらいに行けば、その足で確定申告の書類に番号を書けた。でも仕方がないから来年から書いて出そうと思う。

 今日マイナンバーカードをもらってきたが、カードに入れた俺の写真は自分でデジタルカメラで撮ったのだが、悪人顔になっている。今まで俺は、自分の顔は子ども顔だと思って生きてきたが、五十を過ぎて年をとって世間の男のように指名手配の写真のような顔になってしまった。それは冬で太ったせいもあるだろうし、カメラを近くに構えて撮影して顔の見え方が歪んだからもあるだろう。だが年相応のしわとたるみのせいが一番の理由だと思う。それも自然なこととしてあきらめている。

ほうれん草を茹でる

 ほうれん草が安くなった。スーパーの日替わりで一袋98円で売っている。初冬のころ高かった大根も、今ではときどき一本98円で売られている。同じように高かった人参も安売りをしている。玉ねぎやジャガイモも一個二十円くらいで買えるときもある。白菜も高い値段ではない。
 だけれど春キャベツが出てきて一個200円くらいはする。生玉ねぎも店に並んでいて、高い価格だ。
 冬が終わって春になるころだから、春の野菜が出てきて、冬の野菜があまっているのだろう。それで大根やほうれん草が安くなっているのだろう。
 だからこのごろ、ほうれん草をよく買う。スーパーから帰ってきたら、手を洗ってうがいをして、着替えもしないですぐに鍋にお湯を沸かす。ほうれん草は放っておくと、すぐしなびてしまうから、買ってきたらその場で茹でてしまったほうが美味しいのだ。
 お湯を沸かしながら、袋からほうれん草を取り出して、水洗いをする。とくにピンク色の根の切り口を爪でこすり洗う。茎の根元のところに細かい砂がたまっているから、蛇口の水を当てて振り洗う。葉にもよく水を当てて、農薬や、もしかして着いているかもしれない放射性物質を洗い流す。
 そうしているうちに鍋のお湯が沸騰してくるから、ほうれん草を根元から入れる。鍋の底に二十秒くらい着けてじっとする。根にお湯の温度がつたわったら、茎を横にして全体をお湯に入れる。すかさずフタをして、また二十秒くらい待つ。フタを開けて箸でほうれん草をひっくり返す。お湯の中で上の方と下の方の茎や葉っぱを入れ替える。そのとき根がよく茹で上がるように、ピンク色のところがお湯の中に入ったままのかたちにしておいて、またフタをして二十秒くらい待つ。
 そうして、またフタを開け、もう一度箸でほうれん草の下と上を入れ替える。ガスの火はもったいないからここで止める。お湯は沸騰しているから余熱でほうれん草を茹でつづける。
 それから二十秒くらいして、鍋のお湯を流しに捨てる。お湯のなくなった鍋を蛇口の下に置いて、フタを取って水を入れる。ほうれん草に水をかけながら、箸で上と下を入れ替えながら冷ます。その間、手が空いているときにまな板と包丁とタッパを用意する。小皿もまな板の横に置いておく。
 ほうれん草は素手でつかめるほど冷めているから、三束くらい取り出して根の位置を合わせて両手で水を絞る。よく絞る。水気がなくなったのをまな板の上に揃えて乗せる。それをくり返す。
 包丁で根から三センチくらいの大きさに切る。切ったほうれん草をタッパに入れる。まな板の上に少し残した分は小皿に盛る。醤油をかけて、すり胡麻をのせて、夕食の一品にする。タッパに入れた分は冷蔵庫に入れておいて、カレーに入れたり卵焼きに入れたりして、三日くらいに分けて食べる。
 ほうれん草の時期はもうすぐ終わる。そうすると桜が咲くころだ。

冬の欝の終わりかもしれない日

 三月六日の今朝、目が覚めたら、死にたいと思わなくなっていた。
 哀しいことを考えてみようとしても、頭がぼおっとして悲しくならない。
 寝ぼけているだけかもしれない。
 一昨日からくしゃみがでるようになったから、花粉がすこし飛んでいるのだろう。
 三月になって、夜中におしっこに起きたときに、二枚上着を着てトイレに行っていたのが、一枚ですんでいる。
 冬眠みたいな冬場の欝が終わったのかもしれない。
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